メディアエディター
兼Webライター
黒田ノブオ
- エディター兼ライター歴:30年以上
- フリーランス歴:15年以上
- 企業のメディア制作部門責任者歴:15年以上
- メディア会社とフリーのエディター兼コピーディレクターとして契約中
- 複数のWebメディアとフリーのライターとして契約中
- 雑誌からWebまでさまざなメディアで、数万件の原稿を書き、数万件のライターや作家の原稿をチェック&フィードバック経験
専業・兼業を問わず、いま主婦・主夫の間で人気が高い副業のひとつが「Webライター」です。
いろんなサイトを読んでいると、自分でも書けそうな気がします。
ネットで調べて、書くだけだから簡単そうだし…
始めるのにお金も掛からない感じだしね。
確かにWebライターは、特に資格や経験は必要がなく、初心者でも簡単に始めることができます。
さらに、場所や時間を選ばずに働ける自由度が高いのも理由の一つです。
とはいえ、実際に始めようと思うと…
まったく未経験の私にもできる?
何から始めればいいんだろう?
他の人たちは、どうやって始めたのかしら…?
…といった不安もや疑問がありますよね?
そこで、今回は兼業主婦のかたわら、実際にまったくの未経験から副業でWebライターを始めた山中シオリ(仮名)さんに、体験談をお聞きします。
実際にどのようにWebライターの仕事を始めて、現実はどうだったのかなど、体験談やノウハウをお聞きするので、ぜひ参考にしてください。
こんにちは、山中です。
普段はどこにでもいる主婦兼会社員ですが、1年ほど前にまったくの未経験からWebライターの仕事を始めました。
今ではWebライティングの仕事だけで、月30,000~50,000円ほどの収入を得られるようになりました。
私のいままでの実体験をご紹介しますので、少しでもみなさんの参考になればと思います。
…ということで、まったくの未経験・初心者だった山中さんの実際の体験から…
- なぜWebライターを副業に選んだのか?
- Webライターってどんな仕事なのか?
- どうやったら始められるのか?
などを中心に、分かりやすく解説していただきます。
副業Webライターに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
未経験で兼業主婦の私が「Webライター」を目指したきっかけはコロナによる在宅勤務
私は、夫と息子2人(中学生・小学生)と暮らしている兼業主婦です。
IT関係(エンジニア)の仕事をしていますが、どこにでもいるフツーの主婦です。
年齢は…40代前半あたり…ということで。
これまで毎日、電車に乗って通勤していましたが、新型コロナウイルスの流行でリモートワークに切り替わり、在宅で仕事をするようになりました。
通勤時間がなくなってから、なんだか1日が長く感じられるようになったんです。
空いた時間を使って何かお金が稼げないかな…?
ふと、そんなことが頭をよぎったのが、すべての始まりでした。
頭をよぎって、すぐに副業をしようと?
すぐに行動したわけではないですが、頭の中にあったボンヤリとしたイメージが少しずつ現実に近づいてきた感じです。
そんなとき、たまたま見ていたサイトの広告で「副業Webライター」という仕事があるのを見つけたんです。
書かれている内容はこんな感じ…
- 「PCさえあれば、初期コストはゼロ!」
- 「家でもカフェでも、どこでもOK!」
- 「仕事や家事・育児の合間でもOK!」
- 「副業なので、最悪失敗してもそこまで痛手じゃない!」
どうみても、あやしい広告ですよね!
私も最初は…
フンッ、そんな『ウマイ話』に乗るような40歳じゃぁないワ!
…と思って、全然気に留めていなかったんです。
でも、そんな「ウマい話」が知らないうちに意識の奥の方に住み着いてしまった感じです。
そして、いつの間にかだんだんと現実味を帯びてきてしまい…
時間や場所も自由、ゼロリスクでスタートって、私の求める条件にピッタリ!
副業をするならこれしかない!!!
…と、もはや信念のような思いになってしまいました。
すっかり「ウマい話」に乗っかっちゃったワケですねww
リケジョのくせに、文章を書くことはそれほど苦にならなかった私は、勢いに任せて…
わたし、副業Webライターになります!
と夫に宣言してしまったのです。
サイトで広告を見てから、だいたい1週間後ぐらいでした。
ご家族も驚いたでしょうね…。
でも、ご家族の理解を得ることも大切です。
「未経験主婦」が体験した副業Webライターの始め方
いざ「副業Webライターになろう!」と決めても、いったい何から始めていいか分からず、なかなか一歩を踏み出せませでした。
きっといまのみなさんと同じだったと思います。
【事前準備】まずは、ネットや書籍で「Webライター」の仕事を下調べ
実際に始める前の予備ステップとして、まずはインターネットで「Webライターの始め方」や「文章力の伸ばし方」とかをいろいろ調べました。
ネットはいろいろな情報を調べられるのでとても便利ですが、正しい情報をまとめて理解するのは、本のほうが適していると思います。
ネットの情報は怪しげで信用できない情報もたくさん混じっているので、あまりアテにはできませんからね。
ある日、古本屋で『10倍売れるWebコピーライティング』という本を見つけて買ってきました。
140ページほどの本ですが1日半で読破しました。仕事として文章を書くなんて初めてなので、とても新鮮で、面白かったです。
『10倍売れるWebコピーライティング』の新品はこちら。
メルカリとかなら1,000円前後で出品されていることもあるので、そちらもチェックしてみるといいですよ。
たった1冊の本を読んだだけでしたが、あとはもう実践あるのみとハラをくくって、Webライターの仕事を始めてみることにしたんです。
たとえ失敗しても失うものは古本代300円ぐらいですから…
それでは、ここからは実際に、仕事探しからギャラが振り込まれるまでの道のりを順を追って解説していきますね。
ザックリ、7つのステップに分けました。
【ステップ1】Webライティング用に専用PCを準備
まずは、押し入れの奥に眠っていた使っていないノートPCを引っ張り出してくることから始めました。
本業(エンジニア)用のPCはもちろんあるのですが、Webライターとしての専用PCを用意しました。
WebライターにPCは必須アイテムです。持っていなければ購入しましょう。
ネットにつながりさえすれば仕事はできるので、安いPCでまったく問題ありません。
初心者の段階でPCに入れておくべきソフト(アプリ)はたった2つ。
- WEBブラウザ(Chrome/Firefox/Safariなど)
- テキストエディタ(Word/サクラエディタ/miエディタなど)
ブラウザは圧倒的に「Chrome」がおすすめです。
文章を書くときに「Googleドキュメント」を指定してくる発注者も多いので、使えるようになっておくと便利です。
ほかのアプリは、仕事を進めていくなかで必要に応じてインストールすれば大丈夫です。
最初はあまり気張らずに、シンプルな環境から始めたほうがいいですね、
あとは、Webライターの仕事用のGmailアカウントを作っておいた方がいいと思います。
【ステップ2】クラウドソーシングに登録して案件を探す
PCの準備ができれば、次は仕事探しの準備です。
まずはWebライティングの仕事を探すために、クラウドソーシングに登録します。
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングは、Webライティングなどを含むさまざまな仕事案件を見つけるためのマッチングサイトプラットフォームのこと。
クラウドソーシングのサイトで募集されている仕事の案件に応募し、条件が合えば契約ということになります。
作業が終わり、無事に納品も済めば、登録している口座などにギャラが振り込まれるという仕組みです。
ほとんどの案件は1文字〇〇円という単価で募集されています。
初心者や未経験者の場合、多くは1文字0.5円ぐらい。慣れてくると、1文字1円とか2円と単価が上がっていきます。
Webライター以外にも、さまざまな業種に特化したクラウドソーシングがあります。
詳しくはこちらもチェックしてください!
幾つもあるクラウドソーシングの中でも、私は「クラウドワークス
クラウドワークス
ほかに「ランサーズ」や「ココナラ
未経験者でも仕事が探しやすく、人気が高いのが「クラウドワークス
まずは、この2つに登録しておけば問題なさそうですね。
クラウドソーシングに登録したら、最初にやるべきことは、自分のプロフィールを充実させることです。
仕事を受注できるかどうかはプロフィールの書き方で決まると言ってもいいぐらい大切なので、時間をかけて、しっかりと作りましょう。
顔を合わせたこともない人同士で仕事のやり取りをするクラウドソーシングでは、発注者側はWebライターのプロフィール情報を頼りに仕事を任せられるかどうか判断します。
なので、少しでも案件を獲得しやすくするためには、プロフィールをしっかり作りこむことが大変重要になります。
他のWebライターのプロフィールをいろいろと見ながら、書くべき項目を洗い出して、できるだけ詳しく、見やすく書くといいですね。
未経験者でも採用率がアップするプロフィールの書き方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
【ステップ3】案件を探して応募…しかし結果は惨敗…
PCの設定やクラウドワークスへの登録などの準備が終わると、いよいよ仕事探しです。
クラウドワークスには、いろいろな仕事の案件が掲載されていますが、それらの中から「ライティング」に絞って仕事を探します。
ちなみに「クラウドワークス
ライティング関連の案件だけで3000件近くあるので、その中から、カテゴリーやジャンルを絞りながら探すことになります。
私はまず「記事・Webコンテンツ」のカテゴリーから探しました。
山中さんによる、クラウドワークスでの案件探しはコチラで詳しく紹介していますので、併せてチェックしてみてください。
いろいろある案件の中から、思い切って試しに1件応募してみました。
「いつ返事が来るかな…」とソワソワしながら返事を待ちましたが、2日経っても回答がありません、
この時点で、気持ち的にメゲそうになりました。
夫に励まされながら何とか気を取り直して、さらに2件、その次に5件応募。
結果は「不採用」の返信が2件、「採用」返信が1件届きました。
ついに「採用」が来ましたか!
返信がこれほど来ないものかと落ち込みましたが、それもそのはず、あとで見てみたら「経験者のみ」の案件ばかりに申し込んでいました。
募集案件の詳細をしっかり最後まで読んでから応募しなければいけないな…と反省しました。
案件の詳細には「経験者のみ」「経験者優遇」「初心者歓迎」のような条件が書いてあることがあります。
しっかり確認して、まずは「初心者OK」の案件を選んで応募しましょう。
【ステップ4】ついに契約成立。でも、1文字0.4円の激安案件…
応募した中で、唯一「採用」と連絡をくれた企業と無事に契約が成立。
3,000文字で1,200円のお仕事で、締め切り(納期)は1週間後でした。
ライティングするキーワードは「40代 美容 ウィッグ」です。
クラウドソーシングを経由のWebライティングの仕事の多くは、発注者が用意した「キーワード(あるいはテーマ)」に関して、ネットでいろいろと調べて、文章を作っていくというものです。
仕事の依頼はいろいろで、キーワード(あるいはテーマ)だけいただける場合や、キーワードと一緒に文章構成(見出し)をもらえるケースなどなど。
文字数も1,000文字程度のものや1万文字以上になるものなど多岐にわたります。
「40代(女性)で美しく見せるためにウィッグがおすすめですよ」というストーリーになるように、ネットで調べて原稿を書くことになります。
年齢的にも自分に近いし、美容やウィッグについても興味があったので応募してみたんです。
まずは自分で興味や知識があるものからスタートするのが大事ですね。
そしてついに、クラウドワークス上で条件に同意し、契約成立。
1文字わずか0.4円ほどの仕事でしたが、とにかく嬉しかった!。
とはいえ、まだ契約が決まっただけですけど…。
経験と実績を積んでいくと1文字1円や2円、なかには1文字5円など単価がアップしていきますが、最初は、金額よりも経験と実績を作るために安い案件から始めるのが安全です。
【ステップ5】執筆、そして初めての納品!
いよいよWebライターとしてデビューすることになります。
本業や家事をやりながら、Webライティングの勉強をしたりしていたので、PCを準備してから最初の案件を受注するまで3週間ぐらいかかってしまいました。
集中して取り組めば、1週間もかからないと思います。
速い人なら2~3日でできると思います。
事前準備はすぐにできても、山中さんのように、案件を受注するのに時間がかかります。
契約後は「とにかく締め切りに間に合わせなくっちゃ」と焦りながらにキーワードの「40代 美容 ウィッグ」関することを一生懸命調べました。
まずはGoogleで「40代 美容 ウィッグ」で検索して、検索結果の1ページ目に表示されている上位10サイトを調べます。
そこに書かれている内容を調べて、自分なりに落とし込んで、発注者の意に沿う内容に文章にしていきます。
ここが一番、時間が掛かりました。
10サイトの内容を調べるだけでたぶん3日ぐらいかかったと思います。
最初は誰でもそんなものです。
特に本業や家事の合間でこなすとなると、かなり時間が掛かります。
他サイトを参照して書こうとすると、どうしても似た表現になりがちで、コピペしたと疑われることも。
そうなると最悪の場合、契約を取り消される可能性もあります。
そうならないように、書く前に一度自分の頭の中で文章を作り直してから書くようにしましょう。
さらに、書き終われば「CopyContentDetector」のような無料のコピペチェックツールを使って、問題がないかチェックします。
1週間後の納期ギリギリに何とか3,000字を書き終えて納品できました。
いつもネットで情報を読んでいると、正直「これぐらい自分でも書ける」と思っていました。
でも、実際に書いてみると、誰にでも分かりやすい文章を書くのは、結構、難しいということを知りました。
「日本人なんだから日本語なんて簡単に書ける」と思いがちですが、正しい文章で、分かりやすく伝わるように書くにはちゃんとした訓練が必要なんです。
【ステップ6】検収、そして差し戻し・・・
納品すれば仕事が終わるというワケではありません。
私の原稿が発注者の意向や求めるレベルに沿っているかどうかがチェックされます。
- 情報の内容に過不足がないか
- ウソの情報が書かれていないか
- 他サイトの文章をコピペしていないか
- 誤字脱字がないか
- 表記ルールに則っているか
…などなどがチェックされます。
これを「検収」といいます。
納品の翌日には検収結果が届きました。
結果は「NG」でリライトをすることになりました。
初仕事で「一発OK」なんて期待してなかったのですが、やっぱり、ちょっと落ち込みました・・・。
検収結果が届くまでは緊張しますよね。
しかし、ガッカリしているヒマはありません。修正後の再納品までの締め切りは目の前です。
気を取り直して、指摘された内容を確認。
キーワードの使い方に対するアドバイスだったので、落ち着いて、きっちり見直して修正してました。
【ステップ7】再納品して、検収結果は合格。そしてギャラが振り込まれる
なんとか締め切りまでに修正を終え、再納品。
今度はどうか?とドキドキしながら検収結果を待ちました。
翌日、再検収の結果「OK」となり、初めての案件が無事終了しました。
相当嬉しかったのでは?
嬉しいというより、ホッとした感じです。
翌日、「クラウドワークス
クラウドソーシングを使うと、契約金額の何パーセントかが「システム利用料」というのが差し引かるので、注意が必要です。
これが、ようやくWebライターに踏み出せたはじめの一歩でした。
「ああ私、webライターになれたんだ・・・」と思うと同時に、「よし!こんどは1文字0.5円ぐらいの仕事をやるゾ!」とモチベーションが上がりしました。
独学では難しいスキルアップのために「Webライティング講座」を利用
その後、初めてお金が振り込まれたのはすごくうれしかったのですが、その額を見ながら冷静に考えてみると…
この作業を続けても、家計の足しどころか子供も小遣いにもならない…
…と、少し気分が下がってしまいました。
「Webライターになります」と家族に宣言してから約1か月。
いろいろと家族に迷惑をかけたり、夜中に記事を書いたりして、やっと得られたギャラはシステム利用料を引かれて1000円にも満たない額。
でも、家族にミエを切って始めたのに、簡単に止めるワケにはいかない!
私にも意地やプライドがある!
…と一念発起。
「とにかくもう少し続けるしかない!」と気持ちを切り替えて、案件獲得を続けました。
立派ですね!
「Webライターは稼げないからやめとけ」と訴える人の多くは、ここで挫折してしまった人たちです。
「Webライター」の沼にハマり、こちらを本業にしようと決意
初案件以降、1文字0.5円程度の案件を数件受注できのですが、毎回、自分の文章力の無さというかライティングの難しさを感じていました。
やはり基礎的な文章力が必要だなと痛感しましたね。
ただ「稼げないからやめよう」とは思えませんでした。
文章を書く難しさは感じていましたが、それ以上に、いろいろなことを調べたり、誰かに役立ってほしいと分かりやすいように文章を練ってみたりするWebライティングの面白さのほうが勝っていました。
それに、在宅で自由な時間で働けるWebライターの仕事はすごく楽しくて、家族との時間も増やすことができます。
このころから、Webライターの仕事を本業にしたほうが自分には合っているかも…と思うようになりました。
それに…
- 本業のリモートワークがそろそろ出勤スタイルに戻りそう
- エンジニアの仕事は体力的にもキツくなってきた
…ということもあり、在宅でできる仕事がいいなと思ったんです。
たった数件、それも数千円稼いだだけですが、生意気なことを思ってしまいました。
Webライターの魅力にハマってしまった感じですね。
Webライティング講座へ申し込む
とはいえ、このまま1文字0.5円の案件をいくつもこなしたところで、スキルアップは望めません。
ネットの情報だと独学で十分とか書いてあったんですが、実際にはやはり独学では限度があると実感していました。
独学だと、自分の文章の何が良くて、何が悪いのかが分からないので、いくら書いてもなかなか成長の実感が得られません。
そこで家族に相談して、「Webライティング講座」を利用することを決意しました。
最初に基礎的な文章力をつけておいた方が、結果的に早く、たくさん稼げるようになると思ったからです
幾つかある講座の中から私が選んだのは「YOSCA」というところが運営している「あなたのライターキャリア講座
20万円近くしますが、すぐ取り戻します!
…と家族に約束して、何とか費用を捻出しました…。
最初にライティングの基礎を固めることは、先々の成長にとっては絶対に重要なことです。
ちなみにYOSCAの「あなたのライターキャリア講座
この講座を利用して良かったと思うのは、やはり講師の先生による添削(フィードバック)です。
「あなたのライターキャリア講座
- こうして書いた方が伝わりやすいですよ
- ちょっと文章が長いから、こうしたほうが端的で分かりやすくなりますよ
- 文章の構成は、こうしたほうが話の流れがスムーズですよ
…と、とても丁寧に教えてくれます。
自分の文章の悪いところとか、クセとかは絶対に自分では分からないので、すごく成長できます。
それに、この講座だと講座終了後も1年間はWebライティングについて何でも相談に乗ってくれるので、とても安心です。
まだ講座で教えてもらいながら並行して案件に応募しているのですが、最近、思い切って1文字1円の案件を受注して、無事に納品できました。
ここまでくれば、成長もすごく速くなって、文字単価もどんどん上がっていくことと思います。
1文字1円以上の案件がこなせれば、5,000文字で1件5,000円の収入になります。
はい!その結果、Webライターになってから10か月ほどでついに月5万円を達成することができました!
もし独学だけで進めていたら、きっと1年ぐらいかかっていたと思います。
講師の方には文章の書き方以外にもいろいろ相談して、教わったので、これからは継続案件の受注と、企業との直接契約を目標しようと思っています!
最初にライティングの基礎力をつけておくと成長が速く、単価も上がりやすいので、受講料ぐらいはすぐに取り返せるのでおすすめです。
フィードバックのあるWebライティング講座の選び方や初心者・未経験者におすすめの講座はこちらで詳しく解説しています。
未経験から始めた主婦Webライターがいろいろな疑問にお答えします。
さて、ここまでが私がWebライターを始めてから月5万円稼げるようなった経緯です。
少しでも参考になったらいいんですけど…
ここからは、私と同じようにWebライターを始めようとしている人のために…
Webライターってどんな仕事?
Webライターって忙しいの?
Webライターは、何がいい?
…などの疑問についてお答えします。
【疑問1】Webライターってどんな仕事?
Webライターの仕事の多くは、請け負った案件のテーマ(キーワード:KW)に従って、本やインターネットで調べて、ひとつの記事にまとめるというものです。
各テーマについての高いスキルや専門知識は必要ありません。
もちろん専門知識はあったほうがたくさん稼げます。
将来的には何か得意な分野を見つけて、その分野の仕事に絞るのがおすすめです。
いま知らない内容でも、ネットを調べれば、大体のことは分かります。
まれに「業務経験者のみ」という条件の案件もありますが、数は少なめです。
1つのテーマ(キーワード)に対して「いかに掘り下げて調べられるか」が、Webライターの腕の見せどころ。
さらに、調べた内容を「自分の言葉で、分かりやすくまとめる」能力が重視されます。
経験を積んでいくと、自分が得意な分野がだんだんと分かってきます。
私なら仕事柄「プログラミン」は得意分野ですし、「育児」とか「料理」などもまずまず書きやすいテーマなので今後、勉強しようと思っています!
Webライティングにもさまざまなジャンル
テーマだけでなく、ライティングのジャンルにも得意なものがでてくるでしょう。
ライティングのジャンルというのは…
- シナリオライティング
- ルポライティング
- インタビューライティング
- コピーライティング
…などなど。
例えばYouTubeの台本作成が好きなら、「シナリオライティング」の仕事を積極的に受注すれば、経験が積めてどんどんと単価が上がっていくことになります。
どのジャンルにしろ原稿を書くにあたっては、さまざまな競合サイトをチェックすることになります。
そこで最も注意すべきは、他のサイトの文章をコピペするのは厳禁だということです。
先述したように、納品前には誤字脱字のチェックと文字数チェックするとともに、「コピペチェックツール」などを使ってチェックしてから納品するのが一般的です。
発注者側でも誤字脱字とコピペは必ずチェックするので、コピペをするとすぐにバレます。
納品された原稿内にコピペの割合が多い場合は、仕事の途中でも契約を破棄され、最低評価をつけられることになります
Webライターがどういう仕事かについては、こちらで詳しく、分かりやすく解説していますので、ぜひチェックしてください。
Webライターの重要スキル「SEOライティング」
Webライターをやっていると、「SEO」というワードをよく見かけます。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略。
直訳すると「検索エンジン最適化」ですが、なんだか難しいですよね。
少しだけ詳しく説明しましょう。
Googleなどで何かを調べようと思って、思いついた単語(=キーワード)を検索窓に入力して、検索したとき、多くの人は検索結果上位に表示されているWebサイトを見ます。
ほとんどの場合、検索した人は、Googleの検索結果の最初の1ページ目しか見ません。
検索結果で2ページ目以降にあるWebサイトは、残念ながらほとんど見られることがありません。
つまり、検索結果で上位(10位以内)に表示されることは、Webサイトにとって非常に重要なポイントなのです。
そのためには、Googleなどの検索ツール(つまり「Search Engine」)で上位に表示してもらえるような工夫を盛り込んで(つまり「Optimization=最適化」)文章を書く必要があります。
これを「SEOライティング」といいます。
検索ツールにはGoogleのほかにも、BingやYahooなどもありますが、Googleの世界シェアが90%以上なので、他の検索ツールは無視してOKです。
そんな難しいこと、できそうにない…
そんな不安の声が聞こえてきそうですが、心配無用!
GoogleがWebサイトに求めることはたった一つ。
どれだけ読者に役立つ情報が書かれているか
文章を書くときに…
- この情報は役に立つだろうか?
- 分かりやすく書かれているだろうか?
- 正しく書かれているだろうか?
…などを常に念頭においてライティングすることが結果的にSEOライティングになるのです。
そのうえで、より効果的に上位表示を狙うために少しのSEOテクニックをパラパラと振りかければOK
SEOライティングのノウハウを学べる動画や書籍はたくさんあります。
SEOに関するおすすめYoutube動画
SEOに関するおすすめ書籍
実際の案件でも「SEOライティングができる方」という条件が付いている場合も多く、それだけで文字単価が上がるので、知っておいて損になることはありません!
かく言う私も、SEOライティングに関してはまだまだ成長途中です。YOSCAの講座と動画などでテクニックを学んでいるところです。
【疑問2】Webライターって忙しいの?
Webライターの忙しさはテーマや文字数により異なりますが、私の場合、調査に半日、執筆に半日、校正に半日程度かかります。
これでもかなり早くなった方です。最初は今の倍以上の時間がかかっていました…
「たくさん働きたい!」という人は1日数本の仕事を並行してこなせるでしょう。
しかし、私のように「本業や家事をしながら、無理のない範囲で」と考えるなら、2~3日に1本、1週間に2本程度で余裕をもって働けます。
初めは数をこなすより、経験を積むことを優先したほうが長続きでき、結果的にたくさん稼げるようになります。
自分の都合で仕事量や時間を調整できるのがWebライターの魅力です。
なので、忙しくしようと思えば、いくらでも忙しくできます。
そこは自分のペースで調整できると思います。
【疑問3】Webライターは、いったい何がいい?
Webライターをやるメリットは…
働く時間、場所、仕事量を自分で決められる!
これに尽きます。
育児で働きに出られないという方は、子どもが寝た時間に在宅で。
土日だけ働きたいという方なら、たとえばPCを持ってカフェで、または旅先で。
時間にも場所にもとらわれず(もちろん納期はありますが)、自分のペースで働けるのがWebライターの一番のメリットだと思います。
案件によっては、全然知らないことを掘り下げて調べなければいけないこともあります。
ネットで調べても情報がほとんど出てこなくて、執筆を始めるまでとても苦しむ時もあります。
しかし知らないことをあれこれ調べて、自分の知識にできるって、とても楽しいことです。
知的好奇心が満たされ、そのうえ、お金までもらえるなんて、まさに一石二鳥ですね。
Webライターをやれば、知識の幅が広がります。人間として、大きく成長できますよ!
【疑問4】Webライターはどれぐらい稼げるの?
副業でWebライターをした場合のザックリとした収入の目安についてご紹介します。
Webライターの価値を測る「文字単価」。まずは1文字0.5円で経験を積む
Webライターの報酬の指標として、最も分かりやすいのが文字単価です。
その名のとおり1文字当たりの金額のこと。
Webライターは、時間にとらわれずに自由に働ける仕事です。
当然、一般的な仕事のような「時給」という概念では仕事の価値は測れません。
そこで登場するのが、文字単価です。
文字単価0.5円なら5,000文字書いて2,500円
文字単価2.0円なら5,000文字書いて10,000円
…となります。
文字単価が高ければ高いほど、Webライターとしての仕事の価値が高いことを表しています。
Webライターになれば、まずは文字単価を上げていくことが目標になります。
文字単価が上がるほど、仕事内容も難しくなり、求められるクオリティも高くなるワケですね。
未経験・初心者で始める副業Webライターなら最初の文字単価だいたい「0.5円」程度。
文字数も1,000~3,000字程度のものからスタートするのが一般的です。
文字単価0.5円は安すぎる!初心者でも1文字1円以下の仕事は請けるべきではない
というサイト解説もよく見ます。
もちろん、それでもOKです。
しかし、未経験者や初心者でいきなり1文字1円の仕事はプレッシャーが大きくなります。
その結果、発注者側に満足してもらえる記事が書けなければ低い評価を付けられてしまい、以降の仕事受注に影響します。
1文字0.5円程度の仕事なら、発注者も大きな期待をしていないので、比較的気持ち的にもラクにこなせます。
仕事に慣れるまでは、金額よりも経験を積むことに重きをおいて仕事をこなすことをおすすめします。
とは言っても、「1文字0.1~0.2円」のような、あまりにも報酬が低すぎる案件は避けましょう。
月30,000円は難しくない!慣れてきたら受注件数を増やして単価もアップ。
調査方法に慣れて、ライティングスキルが上がってくれば、徐々に時間をうまく使えるようになってきます。
さらに実績が増えてくると、「経験者優遇」といった案件にも応募できるようになり、仕事の選択肢が一気に広がります。
興味のある案件があれば、積極的に応募するといいですね。
仕事の幅が増え、文字数や文字単価が徐々に増えていけば、月30,000円程度の収入はそれほど難しくなく稼げるようになります。
さらに実績を重ねれば、月50,000円以上も目の前です。
そして文字単価2.0円ぐらい稼げるようになれば、クラウドソーシングを卒業して企業と直接契約するなどフリーランスのWebライターとして活動することも可能です。
将来的にフリーランスのWebライターとしての自立が目標なら、最初の段階でWebライティング講座などで基礎的な文章力や構成力などを身につけてから臨んだ方が、ずっと速く実現できます。
Webライティングの選び方や未経験者にもおすすめのWebライティング講座は、こちらで詳しく解説しています。
Webライターで稼ぐコツとスキルをご紹介!
Webライターとして継続的に稼ぐためには、ちょっとしたコツやスキルがあります。
ここでは、「長く副業Webライターで稼ぐためにはどうしたらいいか?」について私が実践してきたことを紹介しますね。
「継続あり」の案件に申し込む
副業Webライターとして稼げるようになるには、とにかく実践して数をこなすしかありません。
案件の数をこなすことで、自らの文章力を高めることが大切ですね。
その際にぜひ心がけてほしいのが、「継続案件」の獲得です。
クラウドソーシングで案件を探すと、「継続あり」「継続依頼」などと書かれているものがあります。
これは…
あなたの納品物のクオリティが良ければ、継続して仕事を発注します
…という意味です。
このような案件では、多くの場合「テストライティング」というものを実施します。
通常報酬より安い金額(100円~2000円程度のものが多い)でテストライティングをして、合格すれば、次回以降は通常報酬で継続的に仕事をお願いします、というものです。
長くWebライターとしてお金を稼ぎ続けるなら、テストライティングに合格して、継続案件を獲得しましょう。
毎回、自分から案件を探さなくても仕事が来る状態を作るのが理想ですね。
得意ジャンルの知識を深める
Webライターとしていろいろな仕事をこなしていると、「自分の得意なジャンルは何か?」というのがだんだん分かってきます。
「得意」とまでいかなくても、調べてみると興味が沸いたとか、もっと知りたくなった程度でも十分です。
得意なテーマや興味があるテーマができたら、そのテーマについてWebサイトや本などを探して知識を深めるようにしましょう。
「どんなテーマでも書けます」というWebライターよりも、「このテーマなら任せて」という得意なジャンルやテーマを持つWebライターのほうが、高い文字単価でたくさん仕事を獲得できます。
クラウドソーシングのプロフィールを充実させる
先述しましたが、クラウドソーシングで仕事を受注するために大切なのが「プロフィール」です。
案件に応募すると、発注者は必ずあなたのプロフィールを確認します。
あなたが案件を依頼するに足る人かどうか?をチェックしているのです。
Webライターとしての実績を積んだら、その都度、並行してプロフィールを拡充していきましょう。
他のWebライターのプロフィールにどんなことが書いてあるかをチェックして、自分のプロフィールに活用してみるといいですね。
プロフィール内容を更新し、拡充することで幅広い案件獲得につながります。
稼げるプロフィールの書き方についてはこちらで解説しています。
自分のブログを立ち上げてライティング
Webライターとしての仕事に慣れてきたら、仕事以外のところで自分のブログ立ち上げておくことをおススメします。
まずは無料のブログでかまいません。
独自メディアはあくまでプライベート用ですが、Webライティングの練習の場所として…
- 自分なりにSEOを考えて書いてみる
- 仕事で得た知識やノウハウを発表してみる
- これまでのライティング実績を報告してみる
…といいでしょう。
仕事でなくても、「誰かの役に立つ内容」を心がけて書くようにすると、Webライターとして成長できます。
また、独自メディアのコンテンツは、Webライターとしてのポートフォリオ(自分の実績や経験を示すための作品集のようなもの)としても活用できます。
仕事では書けないオリジナルコンテンツを考えれば、次の案件につながる可能性もあります。
ただし、注意点が2つあります。
- 自分の文章のクセや間違いを知らずに、ただやみくもに文章を書いても上達しない
- ブログを書くことに時間を取られ、肝心のWebライティングの仕事に手が回らなくなる
正しくない文章で書いたブログをポートフォリオとして使うと逆効果です。
またブログはあくまでもWebライティングの案件獲得のツールです。
ブログ作成のために案件に手が回らないのは本末転倒なので気をつけましょう。
ブログがメインになりそうなら、Webライターではなくブロガーとして活動することをおすすめします。
副業Webライターをやる上での注意点
ここまでWebライターの良い面、ツラい面を紹介してきました。
最後にWebライターを始めるうえで注意すべき点を2つお伝えします。
未経験から始めたWebライターは、すぐにはたくさん稼げない
Webライターに限った話ではありませんが、いざ仕事を始めてみても、最初は思ったようには稼げないものです。
Webライターにとって大切なのは、多くの依頼主からの信頼を得ること。
あなたへの信頼が厚ければ厚いほど、それが次の仕事につながっていきます。
Webライターが簡単に始められるからと言って、未経験者がすぐに信頼を得られるものではありません。
最初は一生懸命調べて、書いても2,000円ぐらいしかならないのが普通です。
繰り返しになりますが、最初は金額よりも経験を積むことに焦点を当てて、いろいろな案件にトライしてみましょう!
その積み重ねで、だんだんとWebライターとしての信頼が高まっていきます。
稼ぎ続けるには、コツコツと地道に、時間をかけて仕事をこなすことが大切です。
初めは、応募をしてもなかなか仕事をもらえない
とはいえ、始めたばかりのころは、案件に応募してもなかなか採用してもらえません。
仕事が取れなくて落ち込むこともしばしばです。
「Webライターは儲からないからやめとけ」と訴える人の多くは、ここで挫折してしまった人ですね。
でも、あまり落ち込みすぎず、「初心者なんだから仕方ない!」と開き直って、めげずに応募を続けてください!
どんな仕事でも同じですが、みんなその経験を経て、一人前になっていくものです。
稼いだ額によっては確定申告が必要です
副業でWebライターの仕事をすると場合によっては「確定申告」が必要です。
フリーランス業は仕事をすればした分だけ稼ぐことができるのが魅力です。
しかし、稼ぐ額が増えれば、当然ながら税金も発生します。
フリーランスは確定申告で所得税を申告することが義務付けられており、一般的には副業であれば20万円以上の所得の場合とされています。
昨年、初めてe-TAXで確定申告をしました。
ハラハラドキドキでしたが、会計ソフトを使えば、すっごく簡単でした!
初めてでも簡単に確定申告ができる会計ソフトはこの3つ
ちなみに私は「弥生の青色申告」使っていますが、知人は「freee」をつかっているようです。
私も「弥生」ユーザーです。
最後に
まったくの未経験で初心者だった私ですが、初めの2か月で5件の案件をいただき、8,000円ほど稼ぐことができました。
いま1年ほどたち、ようやく月50,000円は安定的に稼げるようになりました。
今に至るまで、さまざまな経験をしてきました。
- 「とても有益な記事をありがとうございました!」と感謝の言葉をいただいて、涙が出るくらい感動したこと
- 「あなたの記事は、何を伝えたいのか分からない」と厳しいご指摘をいただき、一晩落ち込んだこと
- 書いた内容のほぼすべての部分が添削で直され、「これ、私が書く意味あるの?」とムッとしたこと
今では、難しいテーマでも「これも何とかして記事にしてやる・・・!」と考えるようになりました。
今後は、SEOライティングの技術を磨くとともに、ビジネス系の難易度が高い仕事にもチャレンジしていきたいと考えています。
Webライターの仕事は、PC1つあれば誰でも簡単に始められるものです。
基本的には先行投資は必要なく、仮に失敗しても自分が落ち込む程度で何も損はありません。
不安に感じている人も、どうか勇気をもって、「はじめの一歩」を踏み出してみてください!
そのあと、もっと本気で取り組みたいと思ったら、Webライティング講座などを利用するのがいいと思います。
山中さんの貴重な体験談がみなさんのお役に立てれば幸いです!