メディアエディター
兼Webライター
黒田ノブオ
- エディター兼ライター歴:30年以上
- フリーランス歴:15年以上
- 企業のメディア制作部門責任者歴:15年以上
- メディア会社とフリーのエディター兼コピーディレクターとして契約中
- 複数のWebメディアとフリーのライターとして契約中
- 雑誌からWebまでさまざなメディアで、数万件の原稿を書き、数万件のライターや作家の原稿をチェック&フィードバック経験
未経験者がWebライターの仕事を始めるときの最初の作業はクラウドソーシングへの登録です。
その登録にあたって、もっとも重要なのが「プロフィール」の作成です。
プロフィールのクオリティ次第で案件が受注できるか否かが決定するとも言えます。
発注者にとってプロフィールは、あなたのことを知る最初の接点だからです。
私はこれまで100件以上、クラウドソーシングを通じてWebライターに仕事を依頼してました。
当たり前ですが、応募者の数は採用した人の数より数倍多いので、それらすべてをチェックしてきました。
その経験から、この応募者なら仕事を依頼してもOKだと思えるプロフィールや発注者がプロフィールのどこを見るのかなどを解説します。
なお今回は、発注者として私もよく利用する「クラウドワークス
最後まで読んでいただければ…
- 採用につながるプロフィールの書き方
- 発注者はプロフィールのどこを見ているのか?
- いいプロフィール・悪いプロフィールの実例
…が分かります。
プロフィールが「いい加減」なWebライターに仕事は発注しない
クラウドソーシング上でWebライターを募集すると、多くの人から応募があります。
発注者はその中から、その仕事に一番適していそうなWebライターを選別していくことになります。
その時、最初に見るのがWebライターのプロフィールです。
<発注者の視点>
プロフィールが加減な人には、絶対に仕事を発注しません。
その人が信用に足りる人か?仕事を任せられるかどうか?は、プロフィールの書き方と内容で分かります。
たとえどれほどライティングのスキルがある人であっても、プロフィールを適当に書いている人には仕事は任せられません。
逆に、実績や経験が少ない人でも、プロフィールを真剣に気持ちを込めて書いている人には、仕事を頼みたくなります。
なので、この最初の重要な第一歩は少し時間をかけても、じっくり取り組んで、書くようにしましょう。
好きな人に自分のことを分かってもらうためのメッセージを書くのと同じぐらい気持ちを込めて書いてください。
<発注者の視点>
編集者は文章を読むプロです。
ざっと読めば、気持ちが入っている内容とやっつけで書いた内容はすぐに判別できます。
では、具体的に何をどのように書けば、発注者の心に響くかを解説していきます。
プロフィールの内容は、いつでも編集可能なので、経験値が上がったり、路線を変更したいときなど、その都度アップデートするようにしてください。
「クラウドワークス」のプロフィール編集のトップ画面はこちらです。
幾つか各項目はありますが、プロフィールとして大切なのは①の「基本情報編集」と②の「ワーカー情報編集」の2か所です。
それぞれについて、内容を詳しく見ていきましょう。
【基本情報編集】プロフィールの名前と画像は本物か本物に近いモノを使う
プロフィール編集のトップ画面にある「基本情報編集」をクリックすると、上のようなページ移ります。
最初はあなた自身についての基本情報の入力です。
ここでのポイントは次の2か所。
- 表示用の名前
- プロフィール画像
この2つが実際に表示される位置は以下になります。
<発注者の視点>
プロフィール画像は「任意」ですが、あるとないとでは、案件獲得に大きな違いが出ます。
①表示用の名前 |本名か、本名が連想されるぐらいのペンネームを使う
ここに書いた名前があなたのプロフィールの一番上部に表示されることになり、発注者の目に留まります。
「表示用の名前」欄の上にある「氏名」の名前は公開されないので、そこには本名を書きします。
なお「表示用の名前」を空欄にしておくと、あなたが会員登録時に登録した名前(おそらく本名)が表示されます。
すでにWebライターとしての実績がある人なら、どんなニックネームでも実績と経験で仕事を獲ることができます。
しかし未経験者や初心者は、まだ何も勝負できる武器がないため、せめて誠実さとかまじめさ、真剣さとをアピールすることで、少しは案件獲得に効果があります。
なので、できるだけ本名か本名が連想されるぐらいのペンネームを使うのがおすすめです。
<発注者の視点>
同じレベルのライター二人から応募あったとして、一方の名前は意味のないただの文字列、もう一方は本名を使っている応募者だとすると、絶対に後者の方に頼みます。
本名が連想されるぐらいのペンネームというのは、例えば…
「田中太郎」なら「t.tanaka」とか「Taro.T」や「TT1234」ぐらいのアレンジなら問題ないでしょう。
まったく意味のない文字列だけの名前というのは、「Hm6mzkytrzmted」とか「gki8jgow9l」などです。
発注者が初めて仕事を頼む相手としては、少し躊躇します。
ダメではないですが、わざわざ発注者に躊躇させるような名前にしておく必要はありません。
少しアレンジしたニックネームを作る程度の労力は惜しまない方がいいでしょう。
②プロフィール画像|本人の顔や似顔絵を使う
「プロフィール画像」も名前と同様、あなたがどういう人なのかを判断するために非常に重要な情報です。
よくあるのがペットや花の写真とか、自分で撮影した風景写真とかを載せているケースです。
しかし印象としては、自分の顔や自分の雰囲気が分かる画像のほうが好ましく感じます。
履歴書のような写真でなくても、横顔や集合写真の切り抜きでもOKです。
あるいは自分の似顔絵を載せるのもおすすめです。
似顔絵は「ココナラ」などで3,000円ぐらいから作ってくれるので、一度、チェックしてみてください。
ちなみに、私の顔イラストも「ココナラ」で描いてもらいました。4,000円ぐらいだったと思います。
自分の写真を送って「反町隆史風にアレンジしてください」と依頼したら、こうなりました。気に入ってます。
【ワーカー情報編集(前半)】希望の職種や報酬単価を設定
基本情報の入力が終われば、次はいよいよWebライターとしての情報に進みましょう。
プロフィール編集のトップ画面にある「ワーカー情報編集」をクリックすると次のようなページ切り替わります。
まず前半では、あなたが探したい職種を設定します。
項目は以下の通り。
- 職種
- 仕事カテゴリー
- ステータス・稼働可能時間/週・時間単価
①職種|「ライター・記者」を選択
クラウドワークスでは以下の中から自分が始めたい職種を選ぶことができます。
- デザイナー
- ライター・記者
- クリエイティブ
- インフルエンサー
- Web制作
- ITエンジニア
- 非ITエンジニア
- ビジネス
- 事務・総務・法務
- スキル・資格・アドバイザー
- 金融
- 建築・不動産
- 医療・健康
- 法律・士業
- カンタン在宅ワーカー(学生・主婦/主夫・シニア)
- その他の職種
Webライターを始めるなら「ライター・記者」を選択します。
するとさらに詳細な職種が表示されるので、その中から興味のある仕事を選びます。
「小説家・シナリオライター」「書籍編集者・ブックライター」「インタビュアー」などさまざま種類のライティングがありますが、まずは「ライター・編集」にチェックを入れておきましょう。
②仕事のカテゴリー|「記事・Webコンテンツ作成」を選択
次の「仕事のカテゴリー」では、最初に左側の大カテゴリーから「ライティング・記事作成」を選択します。
次に右側に表示される小カテゴリから、自分が取り組みたい仕事を選ぶことになります。
たくさんあって迷ってしまいますが、まずはWebライターの仕事でメインとなる「記事・Webコンテンツ作成」にチェックを入れます。
複数選択可能なので、その他に興味がありそうな仕事があればチェックしてもOKです。
多くのカテゴリを登録しておくと、発注者が検索したときに検索結果に表示されやすくなります。
③ステータス・稼働可能時間/週・時間単価|無難なのは「対応可能です」「10時間以下」「~1,000円」
「ステータス」はいまあなたが仕事を受けられる状況を表示するものです。
- 対応可能です
- 仕事内容によります
- 忙しいです
…の3つから選びます。
まずは、「対応可能です」にしておきしょう。
<発注者の視点>
「仕事内容によります」でもOKですが、発注者からすると「じゃ、この仕事はひょっとするとダメかも…」と躊躇する可能性があります。
何か案件を受注して作業をしているときには「忙しいです」に変更しておきましょう。
作業が終われば、「対応可能です」に戻しておくことを忘れずに!
「稼働可能時間/週」では、1週間のうち何時間ぐらいライティングの作業に割けるかを表します。
- 10時間以下
- 10~20時間
- 20~30時間
- 30~40時間
- 41時間以上
…から選ぶことになります。
Webライティング以外の本業があるなら、せいぜい1日2時間ぐらいしか割けないと思うので「10時間以下」を選んでおけばいいでしょう。
最近、リモートワークで比較的多くの時間が使えそうなら、もう少し時間が割けるかもしれませんが、無理のない程度で設定してください。
副業の場合は、本業に支障の出ない範囲でスケジュールを考えるのが大切です。
「時間単位」は「ギャラ」の設定になります。
Webライターを仕事にするにあたって、最も気になる設定箇所です。
Webライターの仕事の場合、ほとんどの場合、報酬額は時間単位ではなく「文字単価」(1文字○○円)でやり取りされます。
なので、「時給単位」で設定させるクラウドワークスの設定は少し分からいずらいですネ…
とはいえ、最低額は入れないといけないことになっているので、初心者なら数百円~1,000円程度が妥当です。
時間単価数百円~1,000円だと、だいたい文字単価で0.5~0.8円ぐらいになります。
自分のスキルが上がってくれば、「時間単価」も忘れずにアップデートするようにしましょう。
【ワーカー情報(後半)】自己PRであなたのことを分かってもらう
④自己PR
いよいよ、プロフィールのメイン項目「自己PR」です。
ここも「ワーカー情報」の一部ですが、最重要項目なので別建てで解説します。
注意すべきことは、ここに書くのは「自己PR」であって、「自己紹介」ではないということ。
つまり、「私はこういうことができます」「私にご依頼いただくと、こういうメリットがあります」ということを訴求する場です。
その「自己PR」には、以下の7点を盛り込んで書くようにしましょう。
- 冒頭のあいさつ
- 職歴・経歴
- 得意分野(趣味や好きなことも)
- Webライターとしての実績
- ポートフォリオ
- 資格
- 使えるツール(ソフト)
最初の「あいさつ」以外は、読みやすいように、できるだけ箇条書きで簡潔に書くことがポイントです。
それぞれの項目名を【 】や「■」などで区別し、できるだけ箇条書きにすると見やすくなります。
例えば…
【得意分野】
- ○○○
- ○○
- ○○
【実績】
- ○○○
- ○○
- ○○
それでは、各項目について詳しく見ていきましょう。
あいさつ
過度にならず、かといってカジュアル過ぎない、失礼にならない程度のあいさつ文を書きます。
また、あまり長くなりすぎてもいけません。
ここで最初に伝えるべきことは、あなたのプロフィールを見に来てくれたことに対しての感謝の気持ちです。
例えば…
プロフィールをご覧いただきありがとうとざいます。
大阪府在住、40代会社員です。
現在、本業として○○○の仕事をしながら、Webライターとしても活動しています。
以下に私の経歴やできることなどを記載していますので、ぜひ、ご一読ください。
…とか
プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
福岡在住の主婦(30代)です。
子育てをしながら、Webライターの仕事をしています。
詳しい経験や得意な分野などを書いていますので、ご覧いただければ幸いです。
ここで自分が初心者であることを書く必要はありません。
ネットでは…
ここでしっかり自分が初心者であることを明記しましょう。
…と書いている人がいますが、やめておきましょう。
<発注者の視点>
わざわざ初心者だと明言している人に、お金を払ってまで仕事を依頼するメリットは何もありません。
先述の「時間単価」で1,000円以下に設定してあれば、発注者からすれば「あ、この人はまだ経験が少ないんだな」と分かります。
逆にあなたからすれば、「時間単価1,000円なんだから、こちらの経験値ぐらいは分かるでしょ」ぐらいのスタンスでOKです。
また、あなたに依頼すると、どんなメリットがあるかも書いておきましょう。
例えば…
- 迅速に対応します。
- ご連絡をいただければ24時間以内に返信します。
- 可能な限り修正にも対応いたします。
- 画像加工も可能です。
…などです。
実績を積むに従って、自分にできることや、自分の長所などが分かってくるので、その都度、更新するようにしましょう。
職歴・経歴
あなたがこれまで従事してきた仕事について、アピールできる点は漏らさず書いておきましょう。
ここでも、読みやすいように箇条書きで列記してください。
例えば…
- 家電量販店での営業職3年(2012~2015年)
- 流通業界でのマーケティング2年(2017~2019年)
そのうえで、仕事を通じて、どういう経験をしてきたかを詳しく書きます。
例えば…
雑貨販売の仕事に5年ほど従事していたので、女性向けの雑貨や販売方法、マーケティングについての知識は豊富です。
地方の銀行で3年間働いていたので、金融関係や税金、FXに関する情報を詳しく書くことができます。
<発注者の視点>
Webライターとしての実績や経験よりも、その人の職歴や経歴を重視する場合も多くあります。
ほかのサイトに書かれている情報をまとめだけの記事よりも、実際に働いていた人の実体験をもとに書かれた記事のほうが読者には役立つ情報です。
<発注者の視点>
他サイトからの情報を巧みな表現でまとめた記事よりも、文章は拙いながらも実際に体験した人の記事のほうが、はるかに有益です。
いわゆる「一次情報」です。
得意分野(趣味や好きなことも)
あなたがこれまで興味があって取り組んできたことや、ちょっと自慢できること、いま勉強していることなど、とにかくいろいろと洗い出して、書いてください。
例えば…
- ずっと音楽をやってきた
- 学生時代からサッカーに夢中(約20年間)
- ダイエット成功経験あり(60㎏から50㎏まで減量)
- 留学経験あり(アメリカに2年間留学)
- 料理(得意料理はビーフシチュー)
- 育児(現在3歳になる娘あり、離乳食のレパートリーなら負けません)
- 転職回数5回以上(転職に関する知識が豊富、転職エージェントはいろいろ使いました)
…などなどです。
<発注者の視点>
具体的な数字やそれぞれのエピソードなどを交えながら書くと、あなたのことが良く伝わるようになります。
先述の「職歴・経歴」と同様、何らかの分野で他の人より少しでも知識や経験がある人の記事はリアリティがあり、読者に刺さる内容なります。
Webライターとしての実績
初心者では書くことがないので、書く必要ありません(というか書けません)。
しかし、自己PRの中で最も重要な要素の一つがこの実績なので、あえて入れています。
将来的に、幾つか案件を受注したなら、その都度、ここに追記していくことを忘れないようにしましょう。
ただし、書いてOKと発注者から許可を得たものに限ります。
ライターも発注者も守秘義務があるので、「この記事は私が書きました」などと勝手に公開するのは禁止されています。
プロフィールに書きたい場合は相手に了解を得るようにしてください。
<発注者の視点>
「※メディア様から許可を頂いた記事だけを掲載しております。」
のような一文を入れておけば、「この人は、ちゃんとした人なんだな」と発注者にすれば、いい印象となります。
ポートフォリオ
「ポートフォリオ」というのは、あなたのライティングの実績や技量が分かる作品集のようなものです。
これまでにWebライティングの実績がある人なら、過去に書いた記事自体がポートフォリオとなりますが、初心者では無理です。
今後、仕事を積み重ねたときに、改めてポートフォリオとしてここに記載しましょう。
自分でブログを開設すれば、ライティングの練習にもなり、ポートフォリオとしても役立つ
…という意見もありますが、私は半ば反対です。
なぜなら、ライティング初心者が書いた拙い文章で綴られたブログはポートフォリオとしては成立しません。
<発注者の視点>
逆にあまりの文章の拙さに、案件が得られれない可能性のほうが高くなります。
もしポートフォリオになるようなブログを作るなら、まずはWebライティング講座などでプロWebライターに文章を添削してもらって、自分のクセを修正してからにしましょう。
ブログを開設すること自体は非常に簡単です。
無料のブログサービスに登録すれば、いますぐからでも自分のブログが開設できます。
未経験者でも使いやすいおすすめの無料ブログは以下の3つです。
資格
自分の強みとして、もし何か資格を持っているなら、積極的に書いておきましょう。
ライティング関連の資格である必要はありません。
例えば…
- 宅地建物建築士
- 保育士
- ネイリスト技能検定
- インテリアコーディネーター
…などなど、国家資格でも民間資格でも関係ありません。
<発注者の視点>
資格を持っていると、この人はこういう方面に詳しいなという証明なるので発注する際の参考になります。
また、ライティング関連の資格では、主に以下のようなものがあります。
- Webライティング能力検定
- Webライティング技能検定
- Word文書処理技能認定試験
- Excel®(エクセル)表計算処理技能認定試験
- Microsoft Office Specialist
- 日本語ワープロ検定試験
- 日商PC検定
- パソコン検定 文書試験
- ビジネス文書実務検定試験
- 文書処理能力検定(ワープロ)
Webライティングの資格が案件獲得に大きな影響があるわけではありません。
しかし、「この人は、Webライターの仕事にまじめに取り組んでいるんだな」とか「まじめに取り組もうとしてういるんだな」など、あなたの姿勢を知ることができます。
また、自分のWebライティングの実力を試すためにも、一度、受験してみるのもいいと思います。
いま現在、何かの資格取得に向けて現在勉強中のものがあれば、その旨、書いておきましょう。
使えるツール(ソフト)
記事を書くためには、何かのテキストエディタが使えないと仕事になりません。
あなたがWebライティングの仕事で使えそうなツール類があれば、列記しておきましょう。
Wordなどが使えればOKです。
いまは「Googleドキュメント」で書いてくださいという案件も多いので、使えるようになっておくといいでしょう。
あとは、Webでの打ち合わせがあるケースがあるので、Web会議ツールが必要な場合もあります。
例えば以下のようなツールを必要に応じて用意できればいいでしょう。
【テキストエディタ】
【コミュニケーションツール】
クラウドソーシングに登録されている実際のプロフィール
プロフィールの書き方については大筋、お分かりいただけたと思います。
それでは、最後に実際にクラウドサービスに登録されているプロフィールの良い例と悪い例をご紹介します。
参考にしたい良いプロフィール例3つ
例① 実績情報充実の優秀なWebライターの例
プロフィール画像の左上にある盾のようなマークは、実績が豊富で、高い評価を得ているプロのクラウドワーカーに贈られる称号のようなものです。
その下方にある、「プロジェクト完了率」は受注した案件のうち、どれぐらいの案件を最後までやり遂げられたかを示す数字です。
このWebライターは500件以上受注して96%の完了率なので、かなり優秀です。
そのため、時間単価も2,000円~となっていても仕事が受けられます。
<発注者の視点>
このレベルのライターなら文字単価3円以上でもお願いしたくなります。
プロフィール欄も、これまでの実績を中心にかなり充実していることが分かります。
初心者には実績は書けないので、先に挙げたように「職歴・経歴」を挙げながら、できるだけ多くの情報を盛り込むといいでしょう。
例② 発注者の思いが分かってくれているWebライターの例
この方も優秀なWebライターのようです。
特に目を引いたのはプロフィール欄に書いてある「■執筆の方針」です。
発注者からすれば、初めて依頼するライターがどういう記事を書いてくるのかなかなか見当がつきません。
そのため、新たに依頼するライターに対して…
- こういう方向性で書いてください。
- こういう点に注意して書いてください。
- こういうところを調査してください。
などを、その都度、伝えなければいけません。
このライターのように、あらかじめプロフィール欄に書いてあると、発注者としては、「あ、この人、いろいろ分かってるね」と判断できます。
このWebライターは、900件近い案件をこなしているうちに、「発注者はこういうことを求めているんだな」ということをが分かったんだと思います。
<発注者の視点>
発注者は記事納品後の作業はできるだけ少なくしたいものです。この人のように、いろいろと理解してくれているライターはとても助かります。
例③ 中級副業Webライターにスキルを上げた子育て主婦(30代後半)の例
先の2人はおそらく専業Webライターだと思いますが、この方は副業Webライターの主婦のようです。
そのため、プロフィールもとても親近感を持てる内容になっています。
実績はまだ少ないようですが、プロジェクト完了率100%ということなので、とてもまじめに取り組まれるライターだと分かります。
現役のシステムエンジニアであることと、主婦として家事・育児についての経験があることや、それに伴う教育関連についても知識があることを武器に実績を増やしていっているのだと思います。
時間単価1,000円からなので、ようやく中級レベルに達し、さらにステップアップしそうな予感がします。
<発注者の視点>
経験は多くないですが、一生懸命に取り組んでいることがよく伝わるプロフィールです。頑張って欲しいから、継続的に仕事をお願いしたくなります。
一目瞭然の悪いプロフィール例2つ
悪い例としては、次の2つだけ紹介しておきます。
何がダメなのか?もはや説明はいらないと思います。
<発注者の視点>
いったい何を根拠にこの人に仕事を依頼すればいいのか、まったく分かりません。
総合評価はどちらも4点台後半ですが、受注実績の数に比べて、実際に評価をした人が少ないのが分かります。
左の人は案件実績が78件で評価件数が37件、右は72件の案件実績のうち評価件数は28件しかありません。
また、プロジェクト完了率が低いのも特徴的です。
最後に
クラウドソーシングを通じて仕事を請けるためには、会ったこともない人に自分を理解してもらう必要があります。
そのための唯一であり最大の武器となるのが「プロフィール」です。
プロフィール作成がWebライターの仕事を始めるための、最初の関門となります。
ここを疎かにしてしまうと、絶対に仕事を発注してもらうことはできません。
いろいろなWebライターのプロフィールを参考にしながら、どうすれば自分を最大限に売り込むことができるのか?
慌てず、じっくり時間をかけて、プロフィールを作ってください。
プロフィールは後から編集ができます。
少しでも実績を積んだなら、スグにアップデートしてどんどんとあなたのプロフィールを育てていってください。